造園見積書計算機|項目の積み上げと諸経費率で合計をシミュレーション
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見積合計(税別)=直接工事費(単価×数量)×(1+諸経費率)です。中木の剪定3本(4,000円/本)に諸経費15%なら、12,000円+1,800円=13,800円です。
工種と数量・諸経費率を入力
円
単価はすべて当サイトの施工単価データ一覧ページで出典を確認済みの標準値(地域・業者で変動する価格帯の中央の目安)です。実際の業者単価が分かる場合は、選択肢の代わりにその金額で計算し直してください。
本・㎡・m・株
選んだ工種の単位(本・㎡・m・株)で数量を入れます。複数の工種が混ざるときは、工種ごとに分けて計算し、直接工事費を足し合わせてから諸経費率を掛けてください。
%
造園業者の見積書解説は諸経費を7%〜25%(エクステリアのみ・短期工事7%〜15%、外構・造園の新規7%~20%、改修・リフォーム10〜25%)とし、民間工事の見積書では直接工事費の10〜20%(中央値12〜15%前後)が一般的レンジです。この計算機は直接工事費に対する率として統一しています。
計算結果
入力内容を確認してください。
直接工事費 (円) 12,000 円
諸経費 (円) 1,800 円
見積合計を試算する4ステップ
造園の見積書は「材料費+労務費+外注費+現場経費+一般管理費」という工事原価の積み上げで構成されますが、業者から受け取る前に自分で内訳を試算できるページはほとんどありません。汎用の見積もりフォームやAI概算ツールはあっても、造園の工種単価と諸経費率を分けて計算できるものは見当たりませんでした。この計算機は、当サイトが施工単価データで出典を確認した8工種の標準単価に数量を掛けて直接工事費を積み上げ、諸経費率(7%・15%・20%・25%)を掛けて見積合計(税別)を出します。業者の見積書が届いたら、この試算と突き合わせて「どの行が相場より高いか」を確認するのが使いどころです。予算を先に決めて工種に振り分けたい場合は庭リフォーム予算配分ガイドが向いています。
- 工種と数量を行ごとに決める
見積書の1行=1工種×数量です。剪定3本、芝張り20㎡、草刈り50㎡のように行を分け、それぞれの直接工事費を計算します。複数の行を合算してから諸経費率を掛ければ、見積書全体の試算になります。
- 諸経費率を選ぶ
諸経費は共通仮設費・現場管理費・一般管理費などをまとめた費目です。造園業者の公表値では7%〜25%で、エクステリアのみ・短期工事は7%〜15%、外構・造園の新規工事は7%~20%、改修・リフォームは10〜25%とされます。迷ったら中央値の15%で試算し、比較したい業者の過去の見積書から実効率を逆算して合わせるのが正確です。
- 率の母数に注意する
公共工事の積算では共通仮設費3〜6%(母数=直接工事費)、現場管理費5〜9%(母数=純工事費)、一般管理費等6〜12%(母数=工事原価)と、費目ごとに掛ける母数が違います。民間の見積書で「諸経費10〜20%」と書いてある場合も、母数が直接工事費か工事原価かで実額は変わります。この計算機は直接工事費に対する率に統一した簡易モデルです。
- 法定福利費と消費税の扱いを確認する
国土交通省は、社会保険加入の原資となる法定福利費を見積の内訳として明示する標準見積書を各専門工事業団体に求めており、造園では(一社)日本造園建設業協会が標準見積書を作成しています。業者の見積書に法定福利費の行があるか確認してください。この計算機の合計は税別のため、消費税は最後に一度だけ掛けます。
| 記号 | 意味 | 単位 |
| P | 標準単価 | 円/本・㎡・m・株 |
| Q | 数量 | 本・㎡・m・株 |
| r | 諸経費率 | (小数) |
| T | 見積合計(税別) | 円 |
費用の読み方|単価の単位を揃えてから比べる
庭工事の見積もりで一番多い失敗は、単位が違う数字を横に並べて高い安いを判断してしまうことです。剪定と伐採は円/本、生垣の刈り込みは円/m、草刈り・芝張り・砂利敷きは円/㎡、クレーンや立水栓は円/式で積算されます。単位を揃えてから比べれば、見積書のどこが効いているのかが見えるようになります。
工事の種類と、値段が付く単位| 単位 | 該当する工事 | 数量の決まり方 |
|---|
| 円/本 | 庭木の剪定・伐採・伐根・植栽 | 樹高帯(または根元の直径)で単価が決まる |
| 円/m | 生垣の刈り込み・フェンス・ブロック塀 | 外周の長さで決まる。高さや面数で割増 |
| 円/㎡ | 草刈り・芝張り・砂利敷き・舗装・解体 | 面積で決まる。下地や処分の有無で上乗せ |
| 円/式 | 出張費・クレーン・立水栓の新設 | 数量ではなく一式。工事の規模とほぼ無関係 |
- 金額は幅で見る
庭工事の単価は地域・時期・現場条件で大きく変動します。この系統の計算機はすべて低め・標準・高めの3通りで出力します。単一の金額を「正解」として見積書と突き合わせるのではなく、自分の条件がどの水準に近いかで判断してください。
- 本体料金より諸経費で差がつく
切り枝や幹の処分費、出張費、重機費は本体料金と同程度になることがあります。処分費の行がない見積書は、切ったものを敷地に置いていく前提になっていないかを確認してください。
- 小さな工事ほど最低出動料金が効く
㎡単価や円/本で計算した額が業者の最低出動料金を下回るときは、その下限が適用されます。10㎡の草刈りを単価で計算しても、実際には一式の下限金額になるのが普通です。
- 現場条件は自分で申告する
重機が庭に入るか、隣家や電線に近いか、足場が悪いかは現地を見ないと分かりません。事前に伝えておかないと、当日の追加請求になります。伐採ではこの条件だけで料金が2倍近くに変わります。
庭木を形よく残したい場合は剪定料金計算機、根元からなくしたい場合は伐採料金計算機をご利用ください。空き地を埋める工事では、砂利を敷くなら砂利費用計算機、天然芝を張るなら芝生施工費用計算機、人工芝にするなら人工芝費用計算機で同じ3通りで見積もれます。各計算機の既定値に使っている市場単価の一覧は施工単価データに掲載しています。
見積書を照合する前に確認すること
- この計算機の合計は税別です。消費税は最後に一度だけ掛けてください。行ごとに税込単価を混ぜると二重計上になります。
- 諸経費率の母数は会社ごとに違います(直接工事費・純工事費・工事原価のいずれか)。この計算機は直接工事費に対する率に統一した簡易モデルで、業者の実額を保証するものではありません。
- 標準単価は地域・業者・現場条件で変動する価格帯の中央の目安です。松などの手作業が多い樹種の割増、重機が入らない現場の割増は含まれていません。
- 1回の計算は1工種×数量です。複数行の見積書は行ごとに計算し、直接工事費を合算してから諸経費率を掛けてください。
- 値引き交渉や法定福利費・社会保険の仕組みの詳しい解説は、このページの範囲外です。まず業者の標準見積書に法定福利費の内訳明示があるかを確認してください。
- 計算の考え方と免責事項はこのサイトについてをご覧ください。
見積書の読み方でよくある間違い
- 諸経費を「業者の儲け」と思う。共通仮設費・現場管理費・一般管理費(法定福利費の事業主負担分を含む)をまとめた経費で、一般管理費の中の利潤だけが利益です。
- 税別合計にさらに税込単価を混ぜる。単価の税区分を揃えてから合計し、消費税は最後に一度だけです。
- 諸経費率を比べるとき母数を揃えない。10%(直接工事費基準)と10%(工事原価基準)は同じ額ではありません。
- 最小出動料金を忘れる。1万円前後の少額工事では、積み上げ額より出張費込みの最低料金が見積合計になることがあります。
- 見積書の「一式」行を分解せずに鵜呑みにする。行数と単価に分けて試算すると、相場との差が見つかりやすくなります。
業者の見積書は、工種が8つの選択肢にきれいに分かれていないことがあります。既存の樹木の撤去と植栽が同じ行に入っていたり、「外構工事一式」のような行があったりすると、この計算機の工種に当てはめられません。その場合は、まず数量と単価が読み取れる行だけをこの計算機で積み上げて直接工事費を出し、見積書の税別合計との差から実効の諸経費率を逆算します。逆算した率が7〜25%の範囲に収まっていれば、諸経費の取り方は相場の範囲内と判断できます。
計算は、見積書の税別合計から積み上げた直接工事費を引いて差額を出し、その差額を直接工事費で割るだけです。たとえば税別合計が253,000円、こちらで積み上げた直接工事費が220,000円なら、差額33,000円を220,000円で割って実効諸経費率は15%になります。この15%が、業者が直接工事費に掛けた諸経費率です。選択肢の15%と一致していれば、諸経費の行は素直に読めます。
逆算した率が25%を超える場合は、諸経費そのものが高いのか、直接工事費の積み上げに漏れがあるのかを切り分けます。処分費・高所作業車・交通誘導・夜間作業などの行は、この計算機の工種単価に含まれていないため、見積書の直接工事費側に残っていることがあります。その行を足してから逆算し直すと、率が下がって相場の範囲に収まることがあります。逆に率が7%を下回る場合は、諸経費が別の名目(現場管理費・法定福利費など)で分けて計上されている可能性があるため、行の名前を確認してください。
工事が始まってから、地中の配管や古い基礎、想定より多い残土が出て追加工事になることがあります。このとき、現場の口頭の指示だけで進めると、あとから金額の根拠を確認できません。追加分も最初の見積書と同じ形式で、工種・数量・単価・諸経費率を書いた変更見積書を出してもらってください。追加分だけ率が違うこともあるため、諸経費率が当初と同じかどうかを行ごとに見ます。
追加分の計算もこの計算機で試算できます。追加の工種と数量を入れ、当初と同じ諸経費率で合計を出し、変更見積書の金額と比べてください。追加分だけを見ると金額が小さく感じますが、当初の合計に足すと予算を超えることがあります。追加が出た時点で、当初の見積合計と追加分の合計を並べ、税別・税込を揃えた総額で確認するのが基本です。
数量の変更で単価が変わる場合もあります。当初10本で見積もった剪定が15本に増えたとき、5本追加分を当初単価で計算するのか、数量が増えた分だけ単価を下げるのかで総額が変わります。追加分の単価が当初と同じか、下がっているかを確認してください。逆に数量が減ったときは、単価が上がっていないかを見ます。最低出動料金が別途かかるかどうかも、追加のたびに発生するのか、初回の1回だけなのかを聞いておくと安心です。
造園の見積書についてよくある質問
造園の見積書はどう作成する?
工種ごとの行(単価×数量)を並べて直接工事費を積み上げ、諸経費を加え、最後に消費税を掛けます。この計算機は8工種の標準単価プリセットで直接工事費と諸経費7〜25%の合計(税別)までを自動計算します。
庭の見積もりの内訳は何で決まる?
工事原価は材料費+労務費+外注費+現場経費+一般管理費で構成されます。見積書では工種別の行に諸経費(共通仮設費・現場管理費・一般管理費などの合算)が加わり、消費税が続きます。
諸経費の相場は何パーセント?
造園業者の公表値では7%〜25%で、エクステリアのみ・短期工事7%〜15%、外構・造園の新規7%~20%、改修・リフォーム10〜25%です。民間工事の諸経費合計は直接工事費の10〜20%(中央値12〜15%前後)という整理もあります。
複数の工種が混ざるときは?
工種ごとに行を分けて計算し、直接工事費をすべて足し合わせてから諸経費率を一度だけ掛けます。行ごとに諸経費を掛けると率の二重計上になります。
法定福利費は見積書に載る?
国土交通省は法定福利費を見積の内訳として明示する標準見積書を求めており、(一社)日本造園建設業協会が造園業の標準見積書を作成しています。受け取った見積書に内訳明示がなければ確認してください。
この試算より業者の見積が高いときは?
まず単価の差(樹種割増・現場条件割増・処分費)と諸経費率の母数差を確認してください。差の理由が見積書の行から読み取れない場合は、内訳の説明を求めるのが正規の確認です。
計算根拠・参考資料
- 信頼度 C 芝造園建設|見積書(工事費の構成・内容)の説明 (芝造園建設)
工事原価=材料費+労務費+外注費+現場経費+一般管理費の構成と、諸経費(7%~25%)の工事種別内訳、消費税相当額は工事価格に乗じる旨の根拠。 - 信頼度 B UCONNECT|工事の諸経費は何パーセント?業種別の相場早見表 (UCONNECT)
共通仮設費3〜6%(直接工事費)・現場管理費5〜9%(純工事費)・一般管理費等6〜12%(工事原価)・民間見積書の諸経費合計10〜20%(直接工事費・中央値12〜15%前後)と「率の母数が会社ごとに違う」注意の根拠。 - 信頼度 A 国土交通省|各団体が作成した標準見積書(法定福利費の確保) (国土交通省)
(一社)日本造園建設業協会が法定福利費の内訳を明示する標準見積書を作成している事実の根拠。